２月１８日から２２日にかけて福岡県で開催される九州高校新人大会出場を目指す「第３９回全九州高校新人大会県予選兼ＲＫＫカップラグビー大会」決勝戦が１月２８日（土）、正午から県民総合運動公園スポーツ広場にて実施されました。
 　決勝戦は第４シードで３年ぶりの優勝を狙う熊本西とノーシードから勝ち上がり昨年準優勝の岱志との対戦となりましたが、攻守にプレイ精度が高い熊本西が８Ｔ４Ｇをあげ、岱志を２Ｔ２Ｇに抑えて４８－１４で快勝し１４回目の優勝を飾りました。

 

 ［決勝戦：熊西ＶＳ岱志］
 （前半）
　前半は熊西のキックオフで試合開始。
　先制点が欲しい両チームでしたが、開始３分相手ゴール前のラックから熊西１０番平野がうまくキックをあげボールが止まらない状況で自らキャッチ、グラウンディングし先制トライ、ゴールコンバージョンも成功（キッカー⑪小﨑）７－０と有利に試合を進めます。
　試合はその後も熊西ペースで進行。８分、今度は１年生ナンバー８ながら巨漢・井島の突進で自陣から大きくゲイン、さらにボールをつないでＢＫへ展開し１５番～１１番小﨑へ回し、低く裏にパントをあげた小﨑が自分で押さえトライを追加（ＧＫ不成功）１２－０と突き放します。１７分にはラインアウトからのサインプレイでブラインドサイドを熊西２番大森がうまく抜け出し中央へトライ（ＧＫ成功）７点を加え１９－０。２１分にもラックからＢＫ勝負で１４番山村がトライ２４－０となります。何とか前半に得点したい岱志は前半終了間際、熊西が自陣でゲームを切らずにボールを回しキックしたボールをキャッチし、今度は岱志がうまくパントキックをあげ１２番大家が押さえて中央へトライ、ゴールコンバージョン成功で７－２４。ここでハーフタイムへ。

 （後半）
　先に得点し、くらいつきたい岱志でしたが、逆に８分ターンオーバーの繰り返しでどちらかに転ぶかわからないボールをゲットした熊西がＢＫへ右展開、１２番井上がスピードで振り切りトライ（ＧＫ成功）３１－７とします。その後はややこう着状態が続きますが１８分、連続でボールをキープし攻め続けた熊西が再度ＢＫへ展開し最後は１４番山村が今日２本目のトライ（ＧＫ成功）で３８－７。しかし直後の２２分、このままでは終われない岱志は相手陣地で得たＰＫをタッチに蹴りだしラインアウトから密集状態になりハーフ紫垣がうまく抜け出しステップを踏んでゴール中央へ意地のトライ、ゴールコンバージョン成功で１４－３８とします。しかし、やはり熊西への流れは止まらずその後も２Ｔを追加し、結局前後半８Ｔをあげた熊西が４８－１４で快勝し、久しぶりの優勝旗を掴み取りました。

　両チームとも、ＦＷの密集戦、コンタクトプレイをあえて避けキックを多用しエリアを取る戦法で戦いましたが、ややミスが多かった岱志に比べ熊西が効果的なキックを連発、小気味よいプレイでスピードのあるＢＫを生かして勝利に結びつけました。

 

　今年は福岡県で２月１８日から２２日にかけて各県２位までの１６チーム参加で全九州高校新人大会が開催されます。全国選抜大会へつながる大会で、昨年度の東福岡高校の全国制覇で今回は九州から６校が出場できます。初戦を勝てばベスト８から６チームが出場できることになります。
　大会に出場する熊本西と岱志の２校には初戦を突破しなんとか６位までに入って両校揃っての選抜大会出場を期待いたします。熊本県のラグビーファンの皆さんの大きな声援をお願いいたします。
　九州大会の組み合わせは決定次第、ホームページにてお知らせいたします。

　尚、決勝戦にさきだち午前１０時３０分から「平成２８年度熊本県高校ラグビーベスト１５」の表彰も実施されました。 

 

１月２８日（土）県民総合運動公園スポーツ広場　１２：００　Ｋ．Ｏ
 ［決勝］
　　熊西　　　　 　　岱志
 前半・後半　得点　前半・後半 
　４　　４　　Ｔ　　１　　１
　２　　２　　Ｇ　　１　　１
　０　　０　 ＰＧ     ０　　０
　０　　０　 ＤＧ　  ０　　０ 
２４　２４　　計　　７　   ７ 
 　 ４８　  　合計　　  １４