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会長挨拶

熊本県ラグビーフットボール協会
会長 一ノ宮博幸
 令和6年度も半ばを過ぎましたが、石田選手のオリンピック出場を含め県内の活動も活発化しているところです。コロナの顕在化もすすみつつありますが、夏の時期で言えば平均気温の上昇に伴う熱中症への注意、活動の時間や内容への配慮など、いろいろなことに注意を払いながら活動していく必要があると思います。日本協会からはもちろん体育協会からも行事や諸活動においての注意が喚起されています。スクール、中学、高校、高専、大学、社会人、女子、7s、各カテゴリーで諸活動において専門的に担当を決めて注意を払う必要があります。意欲的に取り組んで活動が見えるようにしていきたいものです。
 昨年度のJapan vs All Blacks XVの試合や早明戦では多くの方々にご協力いただき成功の裡に終了することが出来ました。県内外から多くの観客を迎え大いに盛り上がった試合になりました。観客、行政、関係の皆様に感謝です。ありがとうございました。今後は定期的にビッグマッチを誘致しラグビーファンの要望を満たすとともに新たなファンを増やしていかねばなりません。RWCの開催県として積極的に取り組んでいるところです。またそれらを通して県内のラグビー関係者はもちろん行政や一般の方々にラグビーの良さを浸透させていく大いなる一助になっています。今年はオリンピックセブンズへの男女出場と大いに盛り上がりました。結果は厳しい部分もありますが世界のラグビー強豪国としての責務を果たしているといえます。
 本年度から「一般社団法人熊本県ラグビーフットボール協会」としての活動を始めております。まだ何が出来て何をしなければならないかなど活動内容についての周知、会計処理の明確化など、手探りの状態ではありますが、他競技や行政との連携を図るなど県内ラグビーが発展していくために充実させていかねばなりません。
 さて県内のラグビー状況に目を移せば、ジュニアや中学レベルでの充実がみられ、一部では活動選手の増加がみられますが、高校の部活動や社会人の活動においては大差での敗戦など心配な状況が続いています。これを打開していくためにも各カテゴリーだけでなく相互で連携を図り協力していかねばなりません。県内の強化に関しては新たに取り組んでいる内容もありますので今後に期待しています。また、人吉での「田んぼラグビー」や天草でのビーチラグビー、地域協会連携のチーム「ファランクス」の活動など幅広く地域スポーツクラブとしての活動がすすめられています。その中でRugbyの楽しさや面白さを伝えラグビーそのものの存在を図り生き残るのか重要な時期になっています。
 高校のチーム数も半数になっているいま、高校関係者だけでなくOB、OG、保護者の方々もラグビーに関わる一人として、ファンとして、魅力と安全をアピールしたいものです。一人でも良きラガーマンを育てていくためにも皆さんの協力をお願いいたします。
 また、各試合にはそれを楽しむファンやプレヤー、運営に係る担当理事、関係するコーチや指導者や保護者の方々、ご協力いただくドクターやレフリーが存在します。それらの人に感謝し各選手の活躍を願って、有益で楽しい試合ができることを祈念して県協会の挨拶とします。
 
熊本県ラグビーフットボール協会
会長 一ノ宮博幸
(2024年.8月)
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