楽苦美コラム ウォーターブレイク

 

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第2回楽苦美コラム!サムライヒロさん「ラグビーの喜びと楽しみとルール」
2010-11-01
「ラグビーの喜びと楽しみとルール」
サムライヒロ
 
 一昔前のナイスタックルと呼んでいたプレーが今やペナルティ!トライの点数が4点から5点に変更!
ラグビーのようにルールやルーリング*がコロコロ変わるスポーツも珍しいと思います。(他のスポーツをよく知らないので断言できませんが、) 今回は、なぜ、ルールやルーリングがこんなにも変更されるのでしょうか。 多くのスポーツは、もともと余暇として始まったものですから「楽しむ」が原点です。
産業革命で余暇ができた英国で発生したラグビーも楽しむためにあります。ある指導書には「ルールブックはプレーをする上で楽しく、見る上でもおもしろいゲームのための枠組みを提供する。」と書いてあります。この「プレヤーの喜び=見る人の楽しみ」が成り立つのは大切な事です。しかし、スポーツがプロ化して商業化が進む一方でスポーツにさらなる安全性を求める今日、この「=」が両立しないのが実情です。実は、この「=」とはならないまでもバランスを取るためにルールとルーリングは毎年見直されているのです。
ただでさえ分かりにくいラグビーのルールを毎年見直す・・・まだまだラグビーというスポーツは発展途上なのかもしれませんね。だからこそもっと「楽しめる」のです。

画像は1890年に作られた世界初の「国際」ルールブックです。「国際」ではないルールについては、追々このコラムでつぶやきます。

*ルーリング:ルールの適用方法(今シーズンのタックラーを離さない"ホールディング"の反則は、ルールの変更ではなくルーリングの変更です。)
 
第1回楽苦美コラム!サムライヒロさん「キックかサイドかを選ぶキックオフトス」
2010-10-01
「キックかサイドか、どっちを選ぶキックオフトス」
サムライヒロ
 
 キックオフの前にキャプテン同士にはひと勝負あります。キックかサイドのどちらを選ぶかのキックオフトスです。正式にはコインの裏表で競うコイントスらしいのですが、日本ではジャンケンの場合もありますね。トス(ジャンケン)で勝ったキャプテンはキックかサイドを選びます。ちなみに「こっちに攻めます!」と攻撃方向を指さすキャプテンもいますが、正確にはキックかサイドの選択肢しかありません。では、キックとサイドどっちを選んだ方が有利なのでしょうか? もちろん、風向きや太陽、ピッチ(グラウンド)の状況、観客やベンチの位置など考える事はたくさんありますが、ここではラグビーの原理から考えてみます。
ラグビーで、勝ち負けの得点以外でどちらのチームが試合を有利に進めているかを示すものとして、以下の2つがあります。
1) どれだけボールを持っていたか(ボールの支配率:ポゼッション)
2) どれだけ敵の領域に入っていたか(陣地:テリトリー)
があります。(海外の6ネイションズやスーパー14の番組ではテロップが出てきます。)
以降、みなさんにワールドワイドなラグビーに親しんでほしいので、あえて「ポゼッション」と「テリトリー」という難しい言葉を使います。キックオフでは、キックを選んだチームは10メートル以上のテリトリーを得ますが、相手にボールが取られるのでポゼッションを失います。(10メートル飛ばなかったら反則です^^); 逆にサイドを選んだチームは、ボールをキャッチできますのでポゼッションを得ますが、10メートル以上のテリトリーを失います。要は、テリトリーとポゼッションの両方は同時には得られないということです。先の「キックオフではキックとサイドどちらが有利?」の答えは、「どっちも有利↑」または「どっちもどっち↓」ですね。
これはキックオフだけではなく、ラグビーのプレーすべてに当てはまります。キックをすれば、テリトリーは得られますがポゼッションを失います。ボールを持って走ればタックルを受けて相手にポゼッションを奪われる可能性があります。パスをすればタックルはされませんが、残念ながらラグビーは後ろにしかパスができませんのでテリトリーは減ってしまいます。このポゼッションとテリトリーのバランスが、ラグビーを楽しくしている要因の一つなのです。この2つのバランスでラグビーの試合を見ると、オフサイドのルールや、キックかパスかのプレーの意図、チームカラーなどが見えてきて一層楽しい観戦ができます。
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