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日本代表vsオールブラックス・フィフティーン レポート2

日本代表vsオールブラックス・フィフティーン レポート2

日本代表vsオールブラックス・フィフティーン レポート2

2023-07-30
16:00になりいよいよ開場。観客もまず自身の席を確認後はスタジアム内のグッズ販売ブースや飲食販売ブースへ列を作りキックオフまでのひと時をそれぞれのペースで楽しむ。この日の暑さも手伝ってビールと飲料の販売ブースには長蛇の列が出来た。お互いのチームがピッチ上で入念なアップを行った後、ジャパンはいつものように本試合のゲームキャプテンの姫野選手を先頭に列を組みスタジアム内へ移動しスタンバイ。太陽もだいぶん傾きかけたころスタジアムのビジョンに両チームの選手紹介が映し出されると会場かは大きな拍手が送られる。
ピッチ上では児童2名が両国の国旗を持って入場し、国旗が風に大きくなびく中、選手の入場を待つ。そしていよいよ両チームの入場、リポビタンDカップを真ん中に挟み左右へと別れる。ニュージーランドの国歌斉唱ではビジョンに歌詞が映し出され対戦相手に敬意を払うように一部の観客からも斉唱が行われた。そして多くの観客が楽しみにしていたであろうAll Blacks XVによる試合前のハカが西日を背にして披露される。その迫力と、それを押し返さんとするジャパンの健闘を後押しして多くの拍手が送られる中、カウントダウンののち18:05にキックオフ。
ゲームはAll Blacks XVが前半7分に自陣からギャップをついて繋ぎ、最後は13番ビリー・プロクタ—がゴール左隅へトライ。対するジャパンは11分に10番李承信が22mライン付近のPKを落ち着いて決める。しかし直後のスタートから簡単に縦にディフェンスラインを割られて10番スティーヴン・ペロフェタにトライを献上。その後ジャパンも李承信が西日でゴールポストが見づらい中PKで6―12と詰めた後、25分にゴール前のラックから9番齋藤直人から15番松島幸太朗へ直接ボールが渡り、外に一人ずらして相手を振り切りインゴールへ待望のトライ。ゴールも決まりジャパンが逆転13―12。しかしその後はジャパンのミスを見逃さず自陣からでもインゴールまでボールを確実に運ぶAll Blacks XVがビリー・プロクタ—の追加の2トライで逆転、前半は13―29の16点差ビハインドで折り返す。

後半もアタックの手を緩めないAll Blacks XVが3分、11分に立て続けにトライ、13―41と大きく点差が開いてしまう。嫌な流れを断ち切りたいジャパンは2番堀江翔太、9番流大、12番長田智希をそれぞれのポジションに投入。早速その戦術がはまりテンポアップした流選手の球出しからインゴール前へ、ラックから11番セミシ・マシレワがそのままボールを持ち出してトライ、得意のスネークポーズで喜びを表現!19分にはゴール前で流選手から長田選手へ、相手を引き付けてギャップに走りこんだセミシ・マシレワがこの日2本目のトライ&スネークポーズを見せて27―41とし会場の盛り上がりも最高潮に達する。その後はジャパンはすべてのベンチメンバーが交代出場するも追加点を奪えずこのままノーサイド。フランスワールドカップでの代表入りを狙うAll Blacks XVが地力を発揮し、前回の秩父宮に引き続き勝利し対戦成績を2戦2勝とした。
 
日本代表  All Blacks XV
前半 後半  前半 後半
1  2  T  4  2
1  2  G  3  1
0  0  PT  0    0
2  0  PG  1  0
0  0  DG  0  0
13 14     29 12
 27       41
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