6校3チームが出場し「令和5年度 熊本市中体連ラグビー大会」が6月24日（土）～26日（月）の３日間にわたり熊本県民総合運動公園ラグビー場で開催されました。

（出場チームは、熊大附属・龍田中合同、出水・東部・帯山中合同、託麻中）

試合は参加2年生以上で12人制、20分ハーフです。

総当たりのリーグ戦の結果、熊大附属・龍田中合同チームが３戦全勝で優勝を飾りました。

 

　開始2分相手ゴール前でもらったPKから附属・龍田中合同⑦日隈が素早く展開し中央へトライ、ゴールキックは不成功でしたが5-０と先制します。さらに6分インゴールドロップアウトからつながれたボールを⑦日隈がまたもやトライ、G成功で12-0。その後も１Tを追加した附属・龍田中合同が17-0とし前半終了。後半も附属・龍田中合同が続けて２T２Gを追加し31-0。そこから、このままでは終われない託麻中が反撃に転じ14分こちらも相手陣深くでもらったPKから⑩檜が気力で持ち込み中央へトライ！Gキックは決まらなかったものの一矢を報います。

　しかし、ほぼ自陣での防御に終始し相手陣内に入れなかった託麻中もそこまでが精いっぱい。結局31-5で附属・龍田中合同が勝利しました。

 

　出水・東部・帯山中合同チームが蹴ったキックオフのボールをマイボールにして左オープンから⑧佐藤が左隅へ持ち込みいきなりの先制トライ（G不成功）で5-0。さらに4分にも相手ゴール前のスクラムからFWのラッシュで前進、②堀田がうまくかいくぐって中央へトライし10-0。しかし6分、託麻中がゴール前のPKから素早く展開し⑦斎藤が中央へ切れ込んで反撃のトライ（G成功）7-10と詰め寄ります。その後11分に1Ｔ１Ｇを追加した出水・東部・帯山中合同が17-7とリードして後半へ。

　後半1分に出水・東部・帯山中合同がPKから右へ展開、うまくパスダミーを使って⑩高森が中央へトライし（G不成功）22-7。8分には託麻中がゴール前のPKから何度もボールをキープし前進しまたもや⑦斎藤が左中間に持ち込みトライ（G成功）14-22と食い下がりますが終了間際の20分にトライをあげられ、結局５T１Gをあげた出水・東部・帯山中合同が27-14で勝利しました。託麻中は善戦むなしく3位となりました。

 

　最終戦はともに1勝し優勝がかかる接戦となりました。試合は序盤から出水・東部・帯山中合同が攻勢の連続でほぼ相手陣内で攻撃するもなかなか得点に至らず。しかし、９分出水・東部・帯山中合同が30ｍ付近であげたキックがインゴールに入り、処理に手間取った隙をついて⑦宮本がスピードで追いつきそのままグラウンディングに成功し中央へトライ（G不成功）5-0と先制します。その後は膠着状態が続きますが、ロスタイムに入った２２分、出水・東部・帯山中合同がゴール前でのラックを何度も仕掛け最後は２年生③菊池がパワーで抜け出し左隅へトライを追加（Ｇ不成功）10-0とし前半終了。

　後半は前半と打って変わって、附属・龍田中合同チームが息を吹き返し攻勢に転じます。

ハーフタイムで檄を入れられたのか目立って動きがよくなり、３分、相手ゴール前でもらったＰＫから終始チームを引っ張った⑦日隈がすばやくインゴールに持ち込み追撃のトライ、右中間からのゴールコンバージョンキックも自らが決めて7-10と迫ります。さらに９分にも最初のトライのビデオを見るような展開でまたもや⑦日隈が右中間に２本目のトライ（Ｇ不成功）ついに12-10と逆転に成功します。そこからは出水・東部・帯山中合同もなんとか再逆転すべくくりかえしアタックしますが届かず。そのままノーサイドで出水・東部・帯山中合同チームが栄冠に輝きました。

　前半10点差のリードにもあきらめずに後半自分たちの良さを出そうと懸命にプレーした附属・龍田中チームの意志の強さが光りました。出水・東部・帯山中合同チームも力に差はなかったものの、前半のリードで後半ややディフェンスが甘くなり単独で大きくゲインされるプレーが多くなり相手のペースになったようです。

 

なお、参加３チームは荒尾・海洋・玉名附属・玉名中合同と山鹿中の５チーム参加で7月16日（日）22日（土）23日（日）熊本県民総合運動公園ラグビー場開催の「県中体連」に出場します。

さらに大会上位３チームが7/30.31.8/1に大分県中津江・鯛生スポーツセンターで開催の「新島旗第36回九州中学校大会」に出場となります。

チャンスはどのチームにもあります。県中体連で思い切りのいい試合、さらに九州大会でも熊本県中学のレベルの高さを見せるプレーを期待します。