先の熊本市中体連優勝チームの出水中に、龍田・熊大附属中合同、託麻中、帯山・東部中合同の市内4チームと、玉名・玉名高附属・荒尾海陽中・有明中合同と山鹿中を加えた参加１１校・６チームで「令和4年度熊本県中学校総合体育大会ラグビー競技」が開催され、決勝戦が7月23日（土）に熊本県民総合運動公園ラグビー場にて実施されました。

 

　決勝戦に先駆けて実施された順位決定戦は託麻中が優位に試合を進め快勝しました。

前半４分託麻中がゴール前ＰＫからＦＷがダッシュし③大津が左中間に先制トライ（Ｇ成功）７－０、さらに続けて２Ｔ２Ｇを奪い２１－０。龍田・附属中も１５分に⑪田中が１Ｔを返し前半は２１－５で終了。

　後半も託麻中のペースが続き、立て続けに３Ｔ２Ｇを追加し４０－５と大量リード。しかし、ここから龍田・熊大附属中合同が怒涛の反撃に転じます。１６分①松永が左タッチライン沿いを激走し左隅へトライを返すとここからさらに２０分、２２分にも追撃のトライをあげ２２－４０。しかしながら時すでに遅し。結局大量得点に守られた託麻中が試合を制しました。

 

　決勝戦にふさわしい白熱の見事な好ゲームとなりました。

　前半、互いに攻め込むものの好ディフェンスと効果的なキックの応酬で全く得点は動かず。

　そのままスコアレスで後半へ突入かと思われた２０分、出水中が相手陣２２ｍ付近からのラインアウトからＦＷが細かくパスをつなぎ②長生が右中間に飛び込み先制トライ！ゴールキックは不成功でしたが前半は５－０と出水中がリードし後半へ。

　後半６分、今度は帯山・東部中が自陣１０ｍ付近から⑦佐藤が絶妙のキックを相手ゴール前にあげ追走した⑪藤本がボールをキャッチ、タックルを引きずって右中間にトライ、やや難しい位置のゴールキックも⑦佐藤が成功させ７－５と逆転。さらに１１分、またもや⑦佐藤が相手ディフェンスの間を狙った短い好キックで前へ転がしたボールを⑧吉田がキャッチし右隅に飛び込んでトライ（Ｇ不成功）１２－５と差を広げます。しかし、出水中も１７分に相手のハイパントキックからカウンターアタック、大きくゲインし最後は⑰宮本がトライ（⑩松嶋Ｇ成功）でついに１２－１２と同点。その後は膠着状態になり時間が経過、このまま両校優勝かと思われたロスタイム２５分に最後のプレイで相手陣ラインアウトからまたもや出水中⑰宮本がうまく抜け出し左中間に勝負を決するトライ！ゴールキックは不成功でしたが１７－１２としてノーサイド。出水中が４年ぶりの優勝を飾りました。（Ｒ２年は開催なし）

　これぞ決勝戦といったナイスゲームで、先に書いたようにお互いの好ディフェンスと好キックで締まったゲーム展開となり、最後の最後まで勝負の趨勢がわからない緊迫した試合でした。

 

　この結果、７月３１日（日）～８月２日（火）にかけて大分県日田市中津江村の鯛生スポーツセンターで開催の「新島旗第３５回九州中学校大会」には出水中と帯山・東部中チームが熊本県代表として参加します。

　試合は7/31（日）15：00帯山・東部中が鹿児島県代表と16：00から出水中が宮崎県代表と対戦です。両チームには決勝戦のあの熱くも真摯なプレイで勝ち進み熊本県勢での決勝戦と全国大会出場を期待します。健闘を祈ります。

 

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