先の九州大会で準優勝を果たし、熊本県勢としては３年ぶりの全国大会出場を果たした熊本大学附属中学校は初日に関西代表の京都市立藤森中学校と対戦しました。初の全国大会のため、緊張が抜けきれず、前半から早々に３トライを献上しました。後半になると自分たちのプレースタイルを取り戻し、局地戦―ブレイクダウンでも激しい攻防を繰り広げましたが、前半の失点が響き、最終的には５－２７と敗戦、翌日の順位決定戦に回りました。

　２日目の順位決定戦にては先日の九州大会決勝にて完敗した宮崎県日向市立富島中学校との再戦となりました。九州大会の借りを返すべく、前半から猛攻を仕掛け、得意のモール攻撃からの２トライをはじめ、得点を重ね前半１９－０で折り返しました。後半ペースアップした富島中の反撃に会い、必死のディフェンスで食い止めるものの、トライラインを守ることができずに、１９－１９の同点に追いつかれました。その後一進一体の攻防が続き、最終スコアは２４－２４と引き分けでノーサイド。この追いつ追われつの展開に他のチームからも盛んに声援が上がり、まさにお互いのベストを尽くした好ゲームとなりました。

　抽選の結果、7-8位決定戦に回った最終日３日目は関東代表　秋田市立将軍野中学校と対戦。この試合も前半から猛攻を仕掛け１９－０で折り返しました。疲れの見え始めた後半は３Ｔを奪われますが、何とか粘り、最終スコア１９－１５と全国初勝利を挙げました。

　初出場にも関わらず、１勝１分１敗の7位と立派な成績をあげてくれ、何よりも全国の強豪チームを肌で体感することができ、充実の3日間を送ることができました。選手、指導者、チーム関係者の皆さん、暑く長い夏お疲れさまでした。

 

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