雨模様の初日２３日（土）開会式のあとさっそく１回戦２試合が実施されました。

　第１試合「帯山・東部中ＶＳ附属・龍田中」は好ゲームとなりました。スピードのある帯山・東部中に対しＦＷのモール攻撃が光る附属・龍田中の対戦は、序盤先制した帯山・東部中に附属・龍田中が得意のモールで必死に食らいつきましたが１Ｔ及ばず１７－１０で帯山・東部中合同チームが辛勝しました。負けましたが附属・龍田中は勇気ある低いタックルでスピードある帯山・東部中のアタックを臆せずに阻止。好ディフェンスが光った試合でした。

 

　第２試合「託麻中ＶＳ出水中」は地力に勝る出水中が終始主導権を握り、前後半９Ｔ９Ｇを奪う猛攻を見せて６３－５で圧勝。しかし、大差をつけられた託麻中ですが後半１Ｔをもぎ取り最後まであきらめない姿勢と意地を見せてくれました。

 

　梅雨の晴れ間で好天気となった２日目、２４日（日）はまず「附属・龍田中ＶＳ託麻中」の３位決定戦が実施されましたが、体格と走力に勝る附属・龍田中合同チームが前後半

　１２Ｔ６Ｇを奪う猛攻で７２－０と託麻中を一蹴し３位となりました。

 

　決勝戦「帯山・東部中ＶＳ出水中」は帯山・東部中のキックオフで11：00スタート。

　前半序盤お互いのペースがつかめずやや出水が優勢だったものの１０分過ぎまで得点できません。均衡が破れたのは１１分、出水がハーフライン近くからＢＫが抜け出しリターンパスの繰り返しで相手ディフェンスをうまくはずし、最後は⑫高森が走り切って中央へトライ。ゴールコンバージョンも成功で７－０とします。その後はまたこうちゃく状態が続きますが終了間際の２０分、出水が相手ゴール前からボールをうまく切り返してつなぎ⑦桐原が中央に押さえ込んでトライ（Ｇ成功）１４－０と突き放して前半終了。

　後半は何とか早めに得点したい帯山・東部中がキックオフのボールを⑦川上がハーフラインから抜け出し、キックで転がしたボールを自ら拾いスピードに乗って中央へトライ、ゴールキックも成功で７－１４と追い上げます。しかし、それで火が付いたのか出水がすかさず３分にＦＷがラッシュし相手ゴール前のラックから⑨久木留が密集をこじ開け

中央に押さえ込みトライ（Ｇ成功）２１－７と差を広げ、その後も５分、６分、９分と立て続けに３Ｔ２Ｇを追加しあっという間に４０－７。帯山・東部中も１５分にハイタックルの反則で得たＰＫからすばやく展開、ＦＷが突進し①石橋が密集から右中間に飛び込みトライ、難しいゴールコンバージョンも成功で１４－４０としますが、そのあと２Ｔ２Ｇを追加されノーサイド。結局攻撃力と走力に勝る出水中が８Ｔ７Ｇを奪って５４－１４で圧勝し念願の初優勝を飾りました。

　中学生は体格差が大きく、小学生に近い選手と高校生と変わらない選手もいますが、ともに全力で相手に立ち向かい熱いプレーの連続で観客も引き込まれていました。

 

　なお、今回出場の４チームは７月２１日(土)・２２日(日)県民総合運動公園ラグビー場にて開催される県中体連大会に出場します。県中体連はこの４チームに荒尾海陽・玉名中合同チームと山鹿中を加えた６チームで実施予定です。さらに大会上位４チームが８月１日から３日まで大分県日田市中津江村鯛生スポーツセンターで開催の九州大会に出場となります。（各県チーム数の関係でチーム数の多い熊本が４チーム出場）

　熊本の中学生ラガーマンはいつも一生懸命、ひたむきにプレーしています。これからも皆さんのご声援並びにご観戦をお願いします。

 

※決勝戦と表彰式はこちらのフォトギャラリーをご覧ください。

 

※１回戦はこちらのフォトギャラリーをご覧ください。

 

第１試合　帯山・東部中１２　－　５　附属・龍田中

　　　　　　　　　　　　７　－　５　

　　　　　　　　　　　１９　－１０

 

第２試合　　　出水中　４２　－　０　託麻中

　　　　　　　　　　　２１　－　５　

　　　　　　　　　　　６３　－　５

附属・龍田中　３９　－　　０　託麻中

　　　　　　　　　　　３３　－　　０　

　　　　　　　　　　　７２　－　　０

出水中　１４　－　　０　帯山・東部中

　　　　　　　　　　　４０　－　１４　

　　　　　　　　　　　５４　－　１４