「第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会」熊本県予選決勝戦が、11月10日（日）13時から、水前寺陸上競技場で開催され、試合の結果、九州学院が17－5(前半7－5)で熊本工業に勝利して、2年連続の優勝、5度目の花園出場となりました。

 

　小雨が降る中、熊本工業のキックオフで試合開始。序盤は熊工が九学陣内で試合を有利に進めますが、両校とも硬さからかミスが続き膠着状態。中盤は一進一退の攻防が続きますが、雨でハンドリングエラーやモールでの反則も続き両チームとも持ち味を生かせずスコアは0－0で終盤へ。試合が動いたのは前半25分、九州学院が熊工陣内22mライン付近のスクラムを起点に左右へ展開、③田浦が相手ディフェンスの裏に抜け出しゲイン、ラックサイドを執拗に攻めて徐々にゴール前へ、最後はラックサイドを突いた②山﨑がインゴールに飛び込み先制のトライ、⑮豊田のコンバージョンゴールが決まり7－0。対する熊工も27分、九学陣内22mライン付近の九学ボールのラインアウトをスチール、サイドアタックで前進しラックから素早く左に球出しし、②枦木が一人飛ばして⑪嶋中へパス、そのままライン際を走り切りインゴール左隅へトライ。難しい位置からのゴールは決まらず5－7となり九学2点リードで前半終了。

　後半5分、九学は熊工ゴール前のPKから②山﨑がクイックスタートでインゴール直前まで前進、ラックサイドを④樋口が突いてトライ、ゴールは決まらず12－5と点差を広げる。序盤は熊工が九学陣内でゲームを進めるも九学の好タックルでミスが続き、アタックの継続が出来ず。そのまま時間が経過し、29分に九学は熊工陣内10mライン付近のスクラムから⑧下林がサイドアタックし大きくゲイン、⑥石原へボールを繋ぎ一気にインゴール前へ、最後は②山﨑がラックサイドを突いて自身2本目のトライを決める。ゴールは外れたが17－5とさらに点差を広げる。熊工も最後まであきらめず攻め続けるが、最後は九学がボールを取り返して蹴りだしノーサイド。接戦を制し九学が2年連続の優勝を決めた。

 

九州学院は、12月27日から東大阪市花園ラグビー場で開催される全国大会に出場します。

熊本県の代表としての活躍を期待します。