2月11日から15日にかけて沖縄県で開催される九州高校新人大会出場を目指す「第45回全九州高校新人大会県予選兼 RKKカップラグビー大会」の3位決定戦と決勝戦が1月28日(土)、時折り雪の降る寒い中、熊本県民総合運動公園ラグビー場にて開催されました。

　試合の結果、熊本工業が３位、熊本西が準優勝、また九州学院が７年ぶりの優勝を飾りました。

　なお、決勝戦の前にはR４年度の高校ベストフィフティーンの表彰も実施され、選出された選手の栄誉を讃えました。

 

 

　総合力に勝る熊工が終始試合をリードします。開始４分、自陣ゴール前での済々黌キャッチミスから熊工がチャンスをつかみ⑨田之上が先制トライ、⑫中村のゴールコンバージョンキック成功で７－０。その後は済々黌の好ディフェンスに阻まれ膠着しますが、２１分、２９分と熊工FWの押しの強さに済々黌が耐え切れずに連続トライをあげられ（いずれもG成功）前半で２１－０と熊工リード。

　後半も開始早々の熊工①迫田の右中間トライから１８分、２８分にも得点を重ねて１９点（２G成功）を追加、最終的には６T５Gを積み上げて４０－０で熊工の快勝となりました。

済々黌も低いタックルやダブル、トリプルでの防御など好ディフェンスをみせ、またラインアウトも確実に確保するなど好プレーを見せますが、なかなかアタック面で優位に立てず、残念ながら無得点に終わりました。

 

 

　熊本西キックオフで始まった試合は、決勝特有の緊張感に雪が舞うほどの寒さが重なり、お互い敵陣深くまで攻め込みますが反則等によりチャンスを逃す時間が続きます。試合が動いたのは前半１０分、熊本西のオフサイドの反則からペナルティキックをもらった九州学院はFWで勝負。最後は⑤山﨑由がラックサイドをついてトライ（ゴール失敗）、九州学院が５点を先制します。また２０分には、九州学院が相手陣10ｍ付近でのラインアウトから展開し、キャプテン⑧庄司がディフェンスラインを突破し、そのままトライ（ゴール失敗）。２９分にも再び⑧庄司がトライを追加（ゴール失敗）、１５‐０と九州学院リードで前半を折り返します。

　後半も九州学院の勢いは衰えず、後半１分、九州学院が敵陣でのラインアウトからＢＫ展開。⑬吉田が鋭い角度で入ってきてラインブレイク、そのままインゴールまで走り切りトライ（ゴール失敗）。１１分にも⑤山﨑由が今日2つ目のトライをし（ゴール成功）、２７‐０と九州学院がリードを広げます。熊本西も自慢のＦＷでトライを狙いますが、九州学院の鋭いタックルと接点の圧力に押し返されてしまいます。九州学院は最後に⑧庄司の今日3つ目のトライ（ゴール失敗）で０‐３２としノーサイド。チャンスを確実に取り切った九州学院が7年ぶり3回目の優勝を飾りました。

　なお、九州学院と熊本西の両チームは2月11日から沖縄にて開催の九州大会に出場します。熊本県代表としての活躍を期待します。