第１００回全国高校大会県予選、準決勝戦の２試合が秋晴れの好天気のもと１０月２５日(日)、荒尾市運動公園陸上競技場で開催されました。試合の結果、第１シードの熊本西が九州学院に勝利し決勝戦進出、第２シードの専大玉名は熊本工業と引き分けましたが抽選の結果、１１月３日の決勝戦に進みました。

 

　西高のキックオフでゲームスタート。開始6分、九学は⑩大原がPGを決めて先制、3-0。9分、熊西は中央付近のスクラムから右へ展開し、九学のディフェンスラインの裏に出てチャンスと思われたがスローフォーワードの反則。21分も熊西はPKからフォワード、バックス一体となったアタックでフェーズを重ねて九学ゴール前に迫るもノットリリースの反則で得点ならず。逆に九学は前半終了間際、ルーズボールを獲得し大きくゲイン、ラックから左サイドを⑥小山下が抜けてインゴールへ飛び込みトライ、⑩大原のコンバージョンゴールも決まり10-0と西高をノートライに抑えて折り返します。

　後半6分、熊西はPKから蹴り出したマイボールラインアウトから左に展開、ラックからバックスの大外にボールを回し⑭平田が走り切りトライ、⑩桐原のコンバージョンゴールも決まり7-10とします。さらに熊西は8分、ハイパントのこぼれ球に④大森が素早く反応しピックアップ、そのままインゴールまで走り切ってトライ、ゴール成功で14-10と逆転します。15分にも九学ゴール前の西高マイボールスクラムからサイドアタック、ラックから出たボールを⑨越戸がパスダミーから裏に抜けてトライ、ゴール成功で21-10。熊西は26分にも⑮西がスピードに乗って相手ディフェンスを振り切りトライ、⑩桐原が今試合4本全てのゴールキックを決めて28-10で決勝進出を決めました。

 

　専大玉名のキックオフでゲームスタート。開始6分、熊工は専玉ゴール前のPKから素早く仕掛けてラックから④桑村が右サイドを突いて先制トライ、⑩渡邊のコンバージョンゴールが決まり7-0。さらに24分、熊工はフェーズを重ねて専玉ゴール前まで迫り、ラックサイドを⑧松村が抜け出してインゴールへ飛び込みトライ、⑩渡邊がゴールを決めて14-0とします。これ以上点差を広げられたくない専玉は28分、マイボールラインアウトからフォワードがモールを押し込んで、①米村が右サイドを突いてインゴールへ飛び込みトライ、⑬小材のコンバージョンゴールも決まり7-14で前半終了。

　前半のトライで勢いづいた専玉は後半7分、熊工ゴール前のPKから⑬小材が素早く仕掛けてそのまま抜け出してトライ、ゴールも自ら決めて14-14の同点とします。さらに専玉は23分、ハイパントのルーズボールに⑮池田が反応し、ステップを切って相手ディフェンスを振り切りトライ、⑬小材が3本目のゴールを決めて21-14とリードします。粘る熊工は終了間際、得意のFW・BK一体となった左右のアタックで一気に専玉ゴール前へ、ラックから③宮本が専玉ディフェンスをこじ開けて執念のトライで19-21。外せば敗退となるプレッシャーがかかるコンバージョンゴールを、⑩渡邊が落ち着いて決めて21-21の引き分けとなり試合終了。その後の抽選により、専大玉名が決勝進出となりました。

 

 

　なお、2年振りの優勝を目指す熊本西と、花園初出場を目指す専大玉名の全国大会出場を決める決勝戦は11月3日（火・祝）に熊本県民総合運動公園ラグビー場で13時キックオフにて開催されます。

　決勝戦の模様は、RKK熊本放送のYoutubeチャンネルでLIVE配信予定です。また、RKK熊本放送にて11月3日深夜26:00～から録画放送されます。

　こちらもぜひご覧ください。

 

　また、今大会は3位決定戦が開催されます。九州学院対熊本工業による3位決定戦は10月31日(土)　11時から熊本県民総合運動公園スポーツ広場で行われます。

 

　両試合とも皆様の応援をよろしくお願いいたします。

 

※準決勝戦「熊本工業vs専大玉名」写真はこちらのフォトギャラリーをご覧ください。