試合の結果、第１シードの熊本西と第２シードの九州学院が勝利し決勝戦に進出しました。

 

（準決勝戦①11:00K.O）熊本西ＶＳ岱志

　第１試合は１月のＲＫＫカップ新人戦から会長杯、高校総体それに７人制大会とすべてに優勝している熊西と花園予選に毎年うまく調整してくる岱志との対戦でした。

　試合は熊西のキックオフでスタート。開始５分岱志ハイパントキックのキャッチから熊西⑫井上が抜群のスピードでボールを受け取り５０ｍ走り切って左中間へ先制トライ、⑩中尾のゴールコンバージョンも成功で７－０とします。さらに１５分フェイズを重ねた熊西が右へ展開、ゴロキックで前進し岱志の反則を誘いＰＫをもらいます。すぐさまのプレーでＦＷがプッシュ。③上杉が右中間に飛び込みＧ成功で１４－０。その後得点は動きませんでしたが３２分前半終了間際に岱志はマイボールをずっとキープしラック、モールでＦＷがプレッシャーをかけ最後は①本田が左中間で押さえ込み反撃のトライ（Ｇ不成功）５－１４とし後半へ望みをつなぎます。

　後半は岱志が押し気味の展開で１１分、たまらずハイタックルを連続で犯した熊西はシンビンで一人７分間の退場となります。数的有利を生かし１７分に岱志がＦＷで突進しゴールポスト左へ③赤澤がグラウンディングしＧも成功で１２－１４と詰め寄ります。しかし直後の１９分に熊西はＢＫがスピードを生かしウイングからうまく⑮後藤にボールをつなぎ、タッチライン沿いを快走し左隅へトライ、難しい位置のゴールキックも⑩中尾が決めて２１－１２。その後２１分にも⑩中尾がキックからボールキャッチしそのまま中央突破しポスト中央へＴ、Ｇで２８－１２。なんとか反撃したい岱志も終了間際、熊西ゴール前に何度も攻め込みますが逆にボールをターンオーバーされ自陣から相手ゴールまで独走した⑫井上が中央へ駄目押しのトライ（Ｇ成功）３５－１２でノーサイドとなりました。

　点差はつきましたがそれほどの差は感じられず、特に両チームとも好ディフェンスで締まった試合でした。岱志も序盤から低いタックルの連発で食い下がりましたが、届きませんでした。

 

（準決勝戦②12:20K.O）熊本工ＶＳ九州学院

　第２試合は２年ぶりの花園出場を目指す九学と平成１８年以来の優勝を勝ち取りたい熊工との対戦。

九学のキックオフでスタート。開始３分相手オフサイドの反則で得たＰＫから九学はＰＧを狙います。左斜め２５ｍのキックを⑬吉永が慎重に決め３－０。しかし、１４分に九学ゴール前まで攻め込んだ熊工がフェイズを重ねＢＫへ展開、最後は⑩越戸がどんぴしゃのタイミングでボールを受け取り真ん中へトライ（Ｇ成功）７－３と逆転します。１６分、今度は九学が熊工キックのボールキャッチからＢＫへ展開、スピードで抜き去り左中間へ⑭小森が再逆転のトライ。⑬吉永の難しいコンバージョンキックはゴールポストに当たって入り１０－７。２３分熊工は九学ゴール前のラインアウトからモールで前進し⑦出良がポスト右へ再々逆転のトライ（Ｇ成功）１４－１０としますが２８分熊工ゴール前でＰＫをもらった九学がＦＷでフェイズを重ね最後は⑨西山主将が中央へトライ（Ｇ成功）１７－１４とします。このまま前半終了かと思われた３２分、もらったＰＫから素早くＦＷがボールをつなぎ九学①穴見がトライ（Ｇ成功）２４－１４で後半へ。

　開始１分センタースクラムから九学が切れのある攻撃であっというまに⑦汐月が左中間へトライ（Ｇ成功）３１－１４。６分にも追加トライで３６－１４。しかし９分に九学がインテンショナルノックオンで１名シンビンになります。有利となった熊工が１２分ＰＫから素早いプレーでＦＷがラッシュ、⑤今村主将が左中間にトライ（Ｇ成功）３６－２１と迫りますが、その後２１分、２８分にも加点され４８－２１。熊工も最後の攻撃でまたもや主将⑤今村が１Ｔを返すものの直後にノーサイド。九学が勝利しました。

　前半は取りつ取られつの接戦でしたが、後半は熊工にやや疲れが出たのか九学が４Ｔ２Ｇを確実に奪い、試合運びのうまさが発揮された試合でした。

 

　この結果、決勝戦は熊本西対九州学院の２年連続同一カードとなりました。なお、決勝戦は１１月２３日（祝・金）熊本市営水前寺競技場で午後２時キックオフです。グラウンドでのご声援をお願いいたします。

　また、ＲＫＫ熊本放送で当日午後２時から生中継で放送されます。こちらもお楽しみください。

 

※熊本工vs九州学院の試合と、熊本工の３位表彰の写真はこちらのフォトギャラリーをご覧ください。