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コーチ委員会からのお知らせ

活動報告

2月12日に二ノ丸友幸氏が講師の「第2回コーチングクリニック」が開催される。
  • 「第2回コーチングクリニック」の模様 熊本県立大学 中ホール
    「第2回コーチングクリニック」の模様 熊本県立大学 中ホール
  • 門脇コーチ委員長から講師の紹介
    門脇コーチ委員長から講師の紹介
  • 笠熊本県ラグビー協会長 挨拶
    笠熊本県ラグビー協会長 挨拶
  • 講師の二ノ丸 友幸氏
    講師の二ノ丸 友幸氏
  • 講師の二ノ丸 友幸氏
    講師の二ノ丸 友幸氏
  • 講師の二ノ丸 友幸氏
    講師の二ノ丸 友幸氏
  • 謝辞 熊本ラグビースクール保護者の石田様
    謝辞 熊本ラグビースクール保護者の石田様
    • 「第2回コーチングクリニック」の模様 熊本県立大学 中ホール
    • 門脇コーチ委員長から講師の紹介
    • 笠熊本県ラグビー協会長 挨拶
    • 講師の二ノ丸 友幸氏
    • 講師の二ノ丸 友幸氏
    • 講師の二ノ丸 友幸氏
    • 謝辞 熊本ラグビースクール保護者の石田様
2月12日に二ノ丸友幸氏が講師の「第2回コーチングクリニック」が開催される。
 2月12日(日)、熊本県ラグビーフットボール協会コーチ委員会主催にて「第2回コーチングクリニック」が熊本県立大学 中ホールで開催されました。今年度からは新たにコーチ委員会として多方面から講師をお招きし、いろいろな角度からコーチングを勉強し、熊本県ラグビーのレベルアップに繋げる目的で企画されました。
 第2回目の講師は昨年6月に「第1回コーチングクリニック」で講師にお招きし、その分かりやすい講演内容が大好評だった、ワークライフブランド代表の二ノ丸 友幸氏(講師の詳細はこちら)に引き続き講演していただきました。二ノ丸氏は現在、日本ラグビー協会のリソースコーチを務められ、その傍ら、先の全国高校ラグビー大会でベスト4の成績を収めた御所実業(奈良県)などを筆頭に全国の強豪高校ラグビーチームとコーチ契約をされており、選手に気づかせ本来の力を引き出すその指導方法は高く評価されています。
 
 テーマの関心の高さから会場には保護者を中心に150名程の来場者が詰めかけました。
 講演に先立ち門脇コーチ委員長から二ノ丸氏の紹介があった後、笠熊本県ラグビー協会長が登壇、ラグビーの魅力にも触れて、保護者の皆さんに選手の支援、その延長で熊本のラグビーを支援していただき共に熊本のラグビー界を盛り上げましょうとの挨拶がありました。
 
 そして本日の講師である二ノ丸氏が登場。前回は指導者向けの講演内容でしたが、今回のコーチングクリニックのテーマは”自立型人財”を育成するアプローチ?~子供の成長機会を奪っていませんか?~となっておりラグビー選手の保護者に向けた講演内容でした。冒頭、大人は固定観念に縛られていることを証明するため、私立小学校の入試の問題をスクリーンに写し、来場者に回答を求められると会場では???。答えを聞いて「そんなことか」と納得しますが、普段いかに大人が固定観念に縛られているかを実証する機会となりました。二ノ丸氏からはこれからの時間は頭を白紙する、新しい知識の習得することを促され本題に入りました。まず、学生と社会人の違いとは、裁量割合の増加や自分で考え・行動・判断する点などを上げられました。その社会人となるにあたって、ラグビー選手であればだれもが憧れるトップリーガーも非常に狭き門であること、仮にチームに入部できても引退後は厳しい現実が待っている点に着目され、今後は「デュアルキャリア」=人としての+アスリートしてのキャリア育成に同時に取り組むことの大切さを説明されました。
 そのためには、大人のサポートも必要性であり、その中で人間性を磨いて高め、主体的に行動できる人、すなわち自ら考え行動し成長できる「自立型人財」になることを説かれました。また、ラグビーでは自主性より主体性が求められることから、決められたテーマで動くのではなく、何をすべきか考え判断し行動する主体性を培うことが、何事にも意識して取り組むことが出来るようになり、その積み重ねが無意識に良いクセが着く習慣となることを話されました。それではどうしたら子供が主体的な行動が出来るようになるか、そのカギは保護者にある、管理ではなく教育=正解ありきの指導ではなく、正解は自分たちで設定させることが重要。コーチングの手法で言えば、明示的コーチング、暗示的コーチング、強制的な場合もあり3つのバランスが大事でありこのバランスを崩して「子供の成長機会を奪っていませんか?」と問い掛けられました。

 休憩を挟んだ後半では、注意と怒るの区別や、自分が話すことより子供の話を聴いてあげること、会話をする際に子供のフィールドで話すことを提案されました。また、オープンクエスチョンを心がけて子供に強制的な答えを出させずに、子供に考えさせる環境を構築することが大事。そのことが親子のお互いのコミュニケーション能力が高まり、ラグビーをプレーするうえで大事なコミュニケーション能力が発揮されることに繋がることを挙げられました。その後も分かりやすい例を挙げ、テクニックよりスキル、インプットよりアウトプット、成功体験より失敗体験が大事な点を説明されました。
 最後に①第2の指導者にならない ②指導者の文句は言わない ③子供を認めてあげない 以上3つの親がしてはいけない言動を二ノ丸さんから保護者の方へ贈られました。
 講演の後は、熊本ラグビースクールの石田様が謝辞を述べられ、明日から子供たちをやる気にさせる接し方に多くの気づきが得られた有意義な講演が閉会となりました。
 
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